awsの監視サービスAmazon CloudWatch(クラウドウォッチ)でメール通知を設定するには?

コンピューターにかかる設備や維持管理を考えるときオンプレミスではコストも手間もかかり過ぎると考えるなら、クラウドコンピューティングシステムに移行するという手段があります。

awsにはAmazon CloudWatch(クラウドウォッチ)という監視サービスが用意されており、メール通知を行うことも可能です。

awsとAmazon CloudWatchのメール通知について、詳しくご紹介します。

合わせて読む:aws glueでできることと監視の必要性やその方法

awsはクラウドコンピューティングシステム

awsは、Amazon Web Servicesの頭文字をとった略語です。Amazonが提供するクラウドコンピューティングシステムで、120以上ものサービスがあります。クラウドコンピューティングシステムは従来社内に設置してオンプレミスで利用していたサーバーなどのサービスを、インターネット端末からクラウドを通じて利用できるサービスです。

サービス内容はサーバーだけでなく、ストレージやデータベース、ソフトウェアやネットワークなど多岐にわたります。クラウドコンピューティングシステムのもっとも大きな利点は、コストがかからないことです。クラウドコンピューティングシステムを利用すれば、サーバーなどの機器を設置する初期費用がなくなります。

機器のセットアップや管理も必要なくなり、電気代などのランニングコストも抑えることが可能です。新しいサービスを使いたいときはクラウドコンピューティングシステムに接続するだけで簡単に利用の設定ができ、すぐに使うことができます。

思いのままに機能の増減ができ、必要なものを必要なだけ使えるオンデマンドです。セキュリティー面も充実しています。

合わせて読む:awsでのプロセス監視はなぜ必要か?利用するメリットや料金も紹介

awsとは

awsは、パブリッククラウドのクラウドサービスプロバイダーです。クラウドコンピューティングシステムに利用されるハードウェアやソフトウェアなど、すべてのものをクラウドサービスプロバイダーが所有し、管理します。

利用者はアカウント管理さえすれば、ブラウザを利用して提供されるすべてのサービスを使えます。2006年にサービスがスタートしたawsは、世界でもっとも利用されているクラウドインフラサービスです。awsの主なサービスには仮想サーバーのAmazon EC2(Elastic Compute Cloud)、仮想ディスクのAmazon EBS(Elastic Block Store)、多種類のデータベースを利用できるリレーショナルデータベースサービスAmazon RDS( Relational Database Service)などがあります。

Amazon CloudWatch(クラウドウォッチ)とは

Amazon CloudWatchは、awsが提供する設定が不要のフルマネージド運用監視サービスです。CloudWatchでは、システムの稼働状況に関するデータをメトリクスといいます。awsで利用しているサービスを監視してくれるツールで、無料枠があります。

CloudWatchが監視してくれるのは死活監視、性能監視、キャパシティー監視で、リソースの状況をグラフとして確認できます。CloudWatchはaws用に作られているため監視するメトリクスが増えても、監視対象として設定する必要がありません。

監視対象の方からCloudWatchに通知してくれるPush型です。サーバーのないマネージドサービスにも対応しています。マネージドサービスはデータセンターやセキュリティーなどの、インフラの保守や運用をするサービスです。

CloudWatchは異常な状態を検知すると、自動で復旧します。アラームを設定すると、メトリクスに異常が発生した場合にメール通知してくれます。

合わせて読む:awsでオープンソースのredisを監視する方法

Amazon SNSのトピックを設定する

Amazon CloudWatchのアラームのメール通知を設定するには、SNS連携が必要です。

そのため、事前に「SNSトピック」を作成しておかなければなりません。はじめにSNSコンソールの「トピック」から「トピックの作成」をクリックして、「タイプ」を選びます。

タイプは2通りで、「FIFO(先入れ先出し、先出し)」と「スタンダード」です。メール通知を受け取りたい場合は、「サブスクリプションプロトコル」がEメールになるので「スタンダード」を選びましょう。その下にある「名前」と「表示名」は任意に設定するので、自身で考えてあとで見たときにわかりやすい名前を入力します。

「トピックの保存」でトピックの作成は完了です。続いて、サブスクリプションを作成します。SNSコンソールの「サブスクリプション」から「サブスクリプションの作成」をクリックすると「トピック RAN」の記入欄があります。

選択肢があるので、先程作成したトピックのRANを選びましょう。その下の「プロトコル」で「Eメール」を選択します。「エンドポイント」に入力するのは、メールを送ってほしいメールアドレスです。「サブスクリプションの作成」で保存されます。

awsから設定したアドレスにメールが届くので、記載されている「サブスクリプションの確認」のリンクをクリックします。「サブスクリプションが確認されました」と書かれたサイトが表示されたら、SNSの設定は終了です。

Amazon CloudWatchのアラームを設定する

Amazon CloudWatchのアラームも設定する必要があります。まずCloudWatchのダッシュボードにある「アラーム状態」を選択します。「アラームの作成」をクリックすると、左側に作成が完了するまでのステップが表示されます。

「メトリクスの条件と指定」でアラームを設定したいサービス名とメトリクスを選び「メトリクスの選択」をクリックすると、メトリクスの編集画面になります。はじめに条件として選択するのは「統計」と「期間」です。統計の種類には「合計」や「平均」などがあるので、任意のものを選びます。

「期間」の設定も同様に、「1秒」から「30日」まで任意です。次に「条件を選択」をクリックして、異常を知らせるときの最小値となるしきい値を設定します。「次へ」をクリックすると、「しきい値の種類」「アラーム条件」を選ぶことができます。

しきい値の定義は数字です。「アクションの設定」で、通知についての設定をします。設定するのは「アラーム状態トリガー」と事前に作成した「SNSトピック」です。「名前と説明を追加」で「アラーム名」を入力し、最後にプレビューを確認して「アラームの作成」をクリックします。

作成画面の「アラーム状態」の下にある「すべてのアラーム」をクリックすると、アラームが作成されたことを確認できます。メール通知を確認するには、アラームで設定した負荷をかけてみましょう。

awsの監視はAmazon CloudWatchで

Amazon CloudWatchは、awsのリソースやアプリケーションを監視するために作られたツールです。そのため、監視対象が増えても新たに設定する必要がありません。一定のレベルまで、無料で使うことができます。

設定を行うことで、アラームをメール通知で受け取ることが可能です。CloudWatchを利用することで、awsの様々なリソースを最高のパフォーマンスで使えます。